不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
俺は屋上にあるベンチに寝っ転がりながら
『先輩に手出しは出来ないだろうけどな』
手出しなんかされてたまるかよ。
先輩は俺が守る。
守ってみせる。
『頭で考えるより心が欲しがる女…守りたいと思える女』
フッ 親父
俺 見つけたよ。
心と体が欲しがる女を。
守ってやりたいと思う女を。
だけどさ、相手は俺を男として見てない。
弟ってか友達だってさ。
親父みたいに嫌われてないだけましか。
だけど… どうしたら男として見てもらえるんだろ。
はぁ~
前途は暗いよな。
『先輩とお前が付き合ってるって噂が飛び交うんだろうな』
噂じゃなくそれが真実なら嬉しいんだけどな。
そんなことを考えてたら知らず知らずのうちに…寝ていた。