俺じゃない方が
「ここに来る事、最後のバスに乗るまで嫌がってたから正直心配だったけど、その必要はなかったみたいね」


「おい…。俺が帰りたいのは実家じゃなくて、今の家…」「じゃあ、早く帰らなきゃね。行こう! 行こう!」


「待て! 俺は…」「帰ろう! 帰ろう!」


話を最後まで聞かずに、俺の腕をがっしり掴みズンズン進んでいく彼女はチカ。
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