箱庭

「すみません、この子少しだけ預かっててもらってもいいですか?」



「あ、はい。」



みゆきはクルリとこっちを向く



「アセビちゃん、ここでまっててね?」





そう言ってにっこりと笑い足早に何処かに行ってしまった







「あの子が自分から動くなんてね…。」




足音を響かせながら長い廊下の真ん中を歩いた



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