双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
確かに遠くから見ても蓮先輩は、カッコイイ。
学生の頃からモテモテだったけど…大人になるとさらにカッコよくなったと思う。
「いつ見ても素敵よねぇ~社長。
あんな人の彼女ってどんな人かしら?
きっと凄い美人の社長令嬢とかじゃない」
そう興味津々と言う四藤さんに胸がドキッとする。
「…そうね」
何だか複雑な気持ちになった。
最初は、蓮先輩と私が付き合ってる事は、隠すつもりなんて無かった。
何度か言おうとしたが、周りの考える蓮先輩の評価と彼女に対する理想が高過ぎて…言いそびれてしまう。
まぁ、言ったとしても絶対に信じてくれないだろうけど…。
隠す事の罪悪感は、あるけど…平和のためにそのままにしてある。
だが、それが余計不安な気持ちになっていく。
何故なら…