双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
えっ?私に…?
「あ、ありがとうございます」
思わぬ差し入れに嬉しくなる。
「…手伝ってやるから早く終わらせるぞ!」
そう言い資料を見る三浦先輩。
「えっ…いいんですか!?」
「ほっておくとまた、間違いかねんからな。
ほら、サッサとやらんと本当に帰れんぞ?」
「は、はい」
慌ててパソコンを打つ七海。
やっぱり三浦先輩は、厳しいけど面倒みがいい。
それに優しい人だと思った。
先輩のお陰で思ったより早く片付ける事が出来てホッとする。
「ありがとうございます…三浦先輩。
今度お礼させて下さい」
「別にお礼なんていい。
それより、早く一人前になれよ?」
そう言いツッコまれる。