双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
せめて社長で恋人である蓮先輩には、信じて欲しい。
「…お前…疑われるような事、本当にやって無いんだな?」
「当たり前です!!」
思わず声を荒げる七海。
ハッと周りの目に気づき手で口を隠す。
そうしたら蓮先輩は、
「だったら、うろたえるな!
隙を見せたら余計周りは、お前を疑うぞ」
そう忠告をされる。
「…蓮先輩…」
「それと、今は…仕事の話をするな。
今の俺達は…社長でも部下でもない。
ただの恋人同士なんだから」
その蓮先輩の言葉に胸がドキッと高鳴った。
「…は、はい。
すみません」
頬を赤らめながら謝る七海。
「…分かればいい。」
そう言うと一口ワインを飲む蓮先輩。
その後も
私をただの恋人のように接してくれた。