双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
策略!?
「す、すみませんでした!!」
会社に着くなり五島課長に頭を下げる七海。
「昨日の今日で遅刻とは…君は、一体どう言う神経してるのだね?」
呆れたように言われてしまう。
(こうなったのも蓮先輩のせいなのに…)
「まったく。
こうもやる気が無いなら辞めて貰っても構わないんだぞ?
まだ、処分の話は…来ておらんが」
「今なら自主退職として問題にしないだろう」
そんな…
「申し訳ありません。以後気をつけますので…お願いします!!」
さらに深々と頭を下げる。
「もう、分かったから
席に戻りなさい」
「は、はい。
本当に申し訳ありませんでした」
もう一度深々と頭を下げた後に自分の席に戻る。
席に座ると四藤さんが
「気にする必要ないわよ!あんな後じゃ出勤しにくいもんだし」と言ってくれたが…
いや、そう言うんじゃないんです!!
本当の事を言えず逆に四藤さんに申し訳ない気持ちになった。