双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
「蓮先輩…?」
名前を呼びながら頬に触れる。
そうしたら切なそうに私の手を触れてきた。
(やっぱり…いつもの蓮先輩じゃない)
そのまま口を塞がれる。
それまで文句言ってやろうとか…腹が立ってたのに
何も言えなくなってしまう。
私は、蓮先輩が満足するまで大人しく従った。
翌朝
目を覚ますと蓮先輩の姿は、無かった。
一体…何かあったのだろうか?
先輩は、弱音をなかなか見せない。
それは、昔から自分を守るために必死に我慢していたからだろう。
私も蓮先輩の力になりたい。
なりたいのに…
会社に行くと相変わらずアリサが先輩にまとわりついていた。
「…お前…いい加減にニューヨークに帰れ」
「嫌デス。
蓮が一緒に行く時しか帰りません。OK?」