双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
「OKじゃねぇーよ!!」
そんなやり取りが朝から続いている。
正直面白くない。
何だか気持ちがモヤモヤする。
「あ、そうそう。
蓮来週の日曜…空けておくデス」
思い出したように言うアリサ。
「来週の日曜…?
何かあるのか?」
「私達の婚約パーティーがありマス。
パパが早速準備をしてくれました♪」
『はぁっ!?』
思わず同時に反応してしまった。
「……?
何故驚く?ワタシと蓮。婚約者…おかしくないね?」
不思議そうに首を傾げるアリサ。
そりゃあ、驚くでしょう!?
私聞いて無いし…。
チラッと蓮先輩を見るとフイッと目線を逸らされた。
蓮先輩…?
「分かりましたか?蓮」
笑顔でそう言うアリサ。