双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
「いえ、気にしないで下さい」
ニコッと微笑む七海。
もう…終わってしまう事なんだから
「無理するな。
愚痴ぐらいなら俺が聞いてやるから」
「…ありがとうございます」
優しいな…本当に。
「よし、今度飲みにでも行くか
俺がおごってやる」
「え~本当ですか!?」
そんなやり取りをしていた。
でも心の中は…ぽっかりと穴が空いたような気持ちだった。
蓮先輩とは、それから会っていない。
私が避けてると言うのもあるけど…
会うのが辛い。
もうすぐ婚約するのに…
そんなある日
「うっぷ…」