双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
涙が出るぐらい嬉しかった。
蓮先輩に…愛されていたから
「…はい。」
素直にその言葉を受け入れる。
だが、蓮先輩の父親が
「蓮、お前…何を考えてんだ!?
せっかくの婚約パーティーをムチャクチャにして…会社を潰す気か!!?」
怒り心頭に叫ぶ。
だが、クスッと微笑むと蓮先輩は
「会社を潰す…?
あなたこそ…何を言ってんだ?
俺は、忠実にしきたりを守ってるだけだ」
「…どう言う意味だ…?」
(蓮先輩…?)
そうしたら私を抱き寄せ
「高遠寺家のしきたり…確か高遠寺家の血をひき双子が産まれた者が次の後継者になるんだったよな?」
「なら、俺の次の後継者は…こいつのお腹に居る双子のどちらかになる。
こいつ…七海のお腹には、俺の子が居るからな」
!!
「何だと…!?」
「俺は、高遠寺家のしきたりに翻弄され…ずっと縛られて来た。だが、今回は…俺がそのしきたりを利用してやる!」