双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)
「だが…お前は、相変わらず締め切りが近くならないと結果を出さないし…正直焦ったぞ!?」
「えぇっ!?
じゃあ、もし妊娠して無かったらどうする気だったんですか?」
ギリギリ何とかなったからいいけど…。
「そりゃあ、愛人にでもなるんだな」
はぁっ!?
「嫌ですよ!!
愛人だなんて…」
「あくまでも話だ。
だから焦ったんだよ…お前がなかなか妊娠しないから」
そう言う蓮先輩。
「…もう…」
頬を膨らませるが、確かに妊娠したから蓮先輩を失わずに済んだ。
この子達が守ってくれたのだ。
そうしたら蓮先輩は、立ち上がり私と向き合う。
「一度しか言わないからよく聞け。
俺は、もっと会社を大きくする。お前のせいだと言われないように…」
「だから俺のそばに居て欲しい。
子供達と一緒に…
愛してる」