双子~パーフェクト王子VSヤンキー王子~番外編(大人編)

蓮先輩…

凄く嬉しい。
今までで1番嬉しい贈り物だ。

「私も…ずっと蓮先輩のそばに居たい。
妻として…」

お腹の子達と一緒に。
泣きながら伝える。

そうしたらポケットから何かを取り出す蓮先輩。

「……?」

私の左手を持つと薬指に指輪をはめてくれた。

「これ…!?」

「婚約指輪だ。
急いで発注したから、こんなのしか手に入らなかったけど…」
照れたように言う蓮先輩。

キラキラと光るルビーの指輪は、とても綺麗だった。

「ありがとうございます。大事にしますね」
とびっきりの笑顔で喜びを伝える七海。

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