凛ーRINー
『時代』
碧のせせらぎが聴こえる
翠の安らぎが聴こえる
きっとこれが
僕らの求めていたもの
白い壁がそびえ立つ
空気の濁った都会
便利な社会
愛のない世界
僕らはその中に生きてる
時計の針に支配された時間
文字に閉じこめられた言葉
格差の檻は
弱いものを締め付ける
"今日 三人死刑になったんだって"
"ふーん"
悪は消しましょう
正しいのは無関心
正義の盾は血に染まる
誰かの涙がそれを浄化する
形容しがたい悪循環
底辺を流れる無常観
愛ってなに? 恋ってなに?
夢見てたのはこんなものだった
何かを手に入れた
そして何かを失った
二つを乗せた天秤は
残酷な事実を暴露する
涙のない国
唄にあふれた世界
幸せに浸った心
きっと求めていたのはそんなもの