【短編】ありえない結婚生活?!
まだ初々しい可愛い新妻なのに、きっと今、鼻息が荒い。



とりあえずヤツが起きてからだ。



気をとりなおして朝食の準備にとりかかることにした。




「ふぁ~~」


朝食の匂いに反応したのか?


リビングから蓮の呑気そうな欠伸が聞こえてきた。



それだけでイラっとする。



…やっと目覚めたか?


心なしか包丁さばきが軽快な私。


多分表情は怖いはず…



私はリビングの蓮など全く気にならない風を装った。



朝食の準備に没頭中の新妻を演じる。



…謝りにきても絶対に絶対に許してやらないもん。



今日という今日は
絶対に。
< 8 / 59 >

この作品をシェア

pagetop