義兄妹♡秘密のLove同居♡♡
教室に入るなり、俺は自分の席に音を立てて座った。

「龍都…。どーしたんだよ…。その髪…。」
慶賀は怯えたような目で、見てきた。

「はんっ…。かっこいいだろ?」

俺は慶賀に笑顔を向けた。

「お、おう。」

慶賀は完璧に戸惑ってるな。

でも女子の評判はまた一段と、上がった。休み時間になると何人もの女子が俺の噂を聞きつけて教室にくる。

「龍都君、髪あげていると、一段とかっこいい〜♡チャラくて、ますます男前になったよー♡」

そう言ってきたのは同じクラスの佐々木このは。

顔は学年でも上位。
舞花と争うくらいの良さだ。

去年、学年でかわいい子を選ぶので、1年の1位が舞花。2位が佐々木このはだったらしい。

俺は佐々木の腰に手をかけて引き寄せた。
「ありがと。」

そう言うと佐々木は「うん!」
と言って満足そうに帰っていった。

どの女もちょろすぎる。
俺にちょっとアピールされただけで、好きー♡とか言いやがって。
正直、うざい。

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