【完】ワガママクイーン
「こ、光輝先輩！」



いま、俺の彼女って・・・



「なんだ・・・一人じゃなかったのかよ・・・」



その男は渋々帰っていった。



「大丈夫？」



「あ、はい！あ、ありがとうございました・・・」



「いえいえ。じゃあ、次行こうか？」



「は、はい！」



「えっと、俺本屋に行きたいんだけど・・・いいかな？」



「はい！丁度私も行きたかったんです！」



「そっか、よかった・・・」



私たちは、本屋でそれぞれの好きな本を見ていた
でも、さっきから気になっていることがある。



先輩・・・どうしてさっき、私のことを彼女って・・・



「雪ちゃん、俺はもういいけど、雪ちゃんはまだ何か本見る？」


「い、いえ。私ももう大丈夫です！」



「そう。じゃあ、行こっか」


本屋から出て、歩き始めたとき、私は聞いてみることにした。


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