私、恋をしている
ランチタイム。いつもの食堂で仲良く定食を食べる。今日の日替わりランチは、肉じゃが定食。


「いただきます」


「…で、結局、福岡くんはどうなったん?」


開口一番、姉さんが私に言う。


「昨日のランチタイムに夢さんには話したんですけど…好きな人がいてるみたいで、当たる前に砕けましたよ」


失恋…やけど、それほどのショックはない。元々、手に届く人やなかったんやから。


「でも、ね!一緒に飲めて幸せでした」


「塩谷さんがおらんかったら、もっと良かったのに…ね?」


モグモグしながら、夢さんが呟く。


「えー?塩谷くん?」


「そうそう!福岡さんが連れてきたんですよっ!困ったもんです…」






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