私、恋をしている
月曜日に飲みに行ったせいもあり、今週は長く感じた。やっとこさ、金曜日の朝を迎えた。


「おはようございます」


オフィスでは、元気いっぱい笑顔で挨拶。


「おはよう、舞ちゃん!今日、2人で飲みに行かない?」


…おっと…塩谷さんの登場だ。月曜日も飲みに行ったやん?あ、そうや…。


「おはようございます!塩谷さん、コンパやないんですか?」


「どこから仕入れた情報かな?コンパは、来週だよ」


ニヤリと笑う私を、さらりとかわす。


「それに、オレは主催者だよ?オレには舞ちゃんがいるんだから…」


「あの…えっ…と…ははは」


助けて!芳賀さん…。視線を、芳賀さんのデスクに向ける。


…あ、今日、休み…や。


「舞ちゃん、もしかして和生を探してる?」


「え?いえ…」


視線を、塩谷さんに戻して愛想笑いを浮かべた。


「コンパは、ね、和生のために開くんだよ?」


「………え?」


「コンパ…と言うより、アイツに女の子を紹介してやるんだよ」


「そ、そうなんですね?良かった!芳賀さん、草食やから…」



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