眠りの歌姫に恋をして…
「……そろそろみんな起きてくるぞ。
次の進路を決めないといけないがどこに行くんだ?」
次の進路ねぇ。
「どこでもいい。リュウが決めろ」
俺はそう言って、日当たりのいい場所で寝転んだ
「お前なぁ、どこでもいいわけねーだろ。」
「だからリュウが決めろ」
リュウは俺に向かってため息をつきながら言った
「…ハァ…………行きたいとこは?」
「んー、特になし」
俺が答えるとリュウは「言うと思った」と言って苦笑い