眠りの歌姫に恋をして…


「……そろそろみんな起きてくるぞ。
次の進路を決めないといけないがどこに行くんだ?」



次の進路ねぇ。



「どこでもいい。リュウが決めろ」



俺はそう言って、日当たりのいい場所で寝転んだ



「お前なぁ、どこでもいいわけねーだろ。」


「だからリュウが決めろ」



リュウは俺に向かってため息をつきながら言った



「…ハァ…………行きたいとこは?」




「んー、特になし」




俺が答えるとリュウは「言うと思った」と言って苦笑い
< 2 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop