永遠の場所



私は、ぐちゃぐちゃな感情をどこに向けていいのこ分からず、家で暴れていた。

棚の上の物など、下に落ちて割れたりもしている。

それを片づける気力もなく、そのまま放置した上で暴れる。

家の中は悲惨な状態だった。



《やっぱり、会わない》



会う予定の前日、私は由佳理とタカにそうラインした。

今の状態で会えば、何を言うか分からなかったから。


そして、このままタカとのラインをやめようと思った。

困らせているんだ。

私が会いたいなんてわがままを言ったせいで。

タカは優しい人だから、断ることが出来なかったんだ。


それこら、由佳理とタカこらラインが入ってきたけど、見なかった。

由佳理からは電話もかかってきたけど、出なかった。




< 36 / 53 >

この作品をシェア

pagetop