永遠の場所
「ちょっ、亜季!?どうしたの!?」
すぐに異変に気づいたらしい。
大きな声を出して、驚いている。
「ごめん、大声出さないで。
体に響く……」
「あ、ごめん。って、寝て寝て」
そう言いながら、家に上がってくる。
微妙な雰囲気だったはずなのに、すぐに何でもなかったかのように話せる。
やっぱり、由佳理は大切な友達たった。
「ちょっと、この部屋は何?」
暴れたまま放置していた部屋を見て唖然としている。
「あー、暴れたまま片づける気力なくて」
「暴れた……?」
不思議そうに言ったあと、何かに気づいたらしく私を見る。