サムライプリンス
第三十五話

「アン、ちょっといいかな?」

イワンは公務を終えアンの部屋を尋ねる。


「どうしたの?王子」

いつもと違う様子に疑問を持ちながらもイワンを部屋に通す。

イワンから話しかけてくるのは珍しい…
しかもいつものしかめっ面でなく穏やかな表情をしている。


「今日は

プレゼントがあるんだーー」


「え?何?」


突然の事に驚きを隠せない。

アンは大きな包みを受取りラッピングを外す。


(一体…プレゼントて何だろう…)


綺麗に包装された中身を開けると



…!!!!!



アンは


言葉を失って


その場に

立ち尽くしたーーー


< 99 / 132 >

この作品をシェア

pagetop