とある教師のとある物語



その後私は、黒板に張られた写真を剥がし、ストライプの布を畳みロッカーの中に放り投げて、綺麗な菊は捨てるのも勿体ないため、私の机の近くの窓辺に置いた。



私の席は、一番後ろの窓側でとても寝るのに最適な場所だ。




授業中に寝てもOK!
だって先生達、生徒が怖すぎて授業やりに来ないし。
それにこの学校、テストの点数良ければ出席してなくても留年しないし。




テストの点数良ければ。ね?





私は常にトップを保ち続けてるからそんな心配ないけど。
だって、レベル高い高校に入ろうとしてた人がここで留年するレベルだったら、意味わかんないでしょ。





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