とある教師のとある物語



ねぇ、どうして?



どうして私にあんなことにしたの?
果凛。



友達だったんだよね?





それとも、私の思い過ごしだったのかな?





高校の入学式の日

私は独りだった。皆が来そうにない学校を選んだんだから。そりゃそうだったんだけどね。

別に私はそれでもよかった。
私は、独りで生きていけるように、その知識を身に付けるために来た。
仲間に頼らなくても生きていけるように。




それなのに、貴女は私に声をかけてくれた。凄く嬉しかった。




でも、貴女も裏切るのね?







まるで、前いた暗黒の世界と同じだ。




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