とある教師のとある物語
「ありがとう~。ぅっ、うぅうぅ。わぁ~っんっん。
っすっずかぁ~。っだいしゅっき~。」
と言って果凛は小さい子供のように泣きじゃくった。
かわいいなぁ~。こんな純粋な子こんな汚れた私の手で触っていいものか迷うものだ。
一生落ちることのないこの真っ赤な血は手にこびりついて離れないであろう。
こんな私でも大切な親友のためなら、もう一度。
暗い闇の中に足を踏み入れても構わない。
若頭の名を使ってでも守りとうす。この私の親友は私が命かけて守りぬく!
だから果凛。不安にならないで?
全部話してごらん?
こんな私でよかったら助けになる。
あなたが道をはずそうとしているのなら私が意地でもまっすぐな一本道に戻してあげる。
「私を頼って?こんな私でも果凛の役に立ってみせるよ。」
「っうん!」