最高の贈り物
喧嘩の度に手がでるようになる。その日がきたのはそう長くはなかった。いつも通り怒り出したけんちゃん。娘の頭を片手で抱え私を脅した。私の中で何かが終わった。両親を呼んだ。「私この人とキッチリ話しつけるしこの子だけはごめんやけど守ってやって」娘を両親に頼み私は覚悟決めていた。「一緒に死のか」
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