恋飴
「おい、起きろって!」
勇志の声で目を覚ますと、
みんな帰り支度をしているところだった。
「もお終わり?」
起こしてくれた勇志に聞きながら
あくびをする。
「終わりやで!空、久々に
今から遊ばん?」
「えー勇志と?パス。
もうすぐ咲が迎えくるやろうし。」
そんなやり取りをしていると、
「勇志、フられてやーんの!笑」
笑いながら近づいてきたのは、
自己紹介の時にも入ってきた
男子だった。
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