とらぶる☆めえかあ
「包帯巻き直しましょうか?」


「いいよ、いいよ。女の子にこんなグロテスクな傷見せられないから!」


そう言う彼の顔は本当に焦っていて、どうやら本当にやめてほしいらしい。


「わかりました。じゃあ…何をお手伝いすればいいですか?」


話を切り替えると、すぐに会長はポットを指差した。


「お茶…いれてほしいんだ」


「お茶?」


「うん、僕誰かが入れてくれるお茶大好きなんだ。ほら、今誰もいないから」


お茶の葉は焙じ茶と玄米茶。

会長の好きなお茶なんだろうか?


「それが終わったら書類整理を手伝ってほしいんだ」


「わかりました」


ニコッと微笑み、お茶の用意を始めた。
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