とらぶる☆めえかあ
その後、私は電話を切り、ほとんど着終わっていた制服を脱いだ。

本当なら学校閉鎖なんてすごく嬉しいものなんだけど…

全然嬉しくないや。

それはやはり、自殺未遂の現場を目撃したことと、怪我をした会長を見たから。

利き手じゃないとはいえ、片手が使えないのはきっとすごく不便だ。

学校閉鎖になんてならなければ、生徒会の先輩方が完治して戻るまでお手伝いするのに…


「どうなっちゃうんだろう」


そんなことを呟きながら、ベッドに倒れ込む。

これから3日…何しようかな。

なにかしてないと、思考が全部学校のことで埋め尽くされそうだ。
< 17 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop