とらぶる☆めえかあ
一章
トラブル
「小田切弥生、遅刻っと…」
最悪…
心底そう思った。
鍵を落としたおばさんに、親切心で一緒に探した結果がこれである。
しかも、結局鍵は鞄の中にあった。
「どうしても免除になりませんか…?」
無理だとわかっていてもどうしても聞いてしまう。
「そう言われても。遅刻は遅刻だからね」
そう言って我が校の生徒会会長、長谷川大智はばつが悪そうに笑った。
ですよねぇ。
「ううぅ。皆勤狙ってたのに」
中学の頃、よく身体を壊し学園を休んでいたから、高校では皆勤を狙っていた。
それなのにまさかたった数分の遅刻で断念することになるなんて…
最悪…
心底そう思った。
鍵を落としたおばさんに、親切心で一緒に探した結果がこれである。
しかも、結局鍵は鞄の中にあった。
「どうしても免除になりませんか…?」
無理だとわかっていてもどうしても聞いてしまう。
「そう言われても。遅刻は遅刻だからね」
そう言って我が校の生徒会会長、長谷川大智はばつが悪そうに笑った。
ですよねぇ。
「ううぅ。皆勤狙ってたのに」
中学の頃、よく身体を壊し学園を休んでいたから、高校では皆勤を狙っていた。
それなのにまさかたった数分の遅刻で断念することになるなんて…