ラブ☆チョイス



「あはは!結芽ってば思春期な子の発言みたい!」


「あはは!じゃないよ!ってか、思春期な子って言い方もやめて!」



男の子に不慣れな私にモモは面白がって笑う。



そりゃ、モモは可愛いし人懐っこいから男友達が多くて気にならないだろうけど、私は昨日のことが原因でより一層男の子が苦手になったんだって!



「でも男の子がいるってことは彼氏を作るチャンスができたってことだよ?良かったじゃん!」


「そうプラス思考に考えられるモモが羨ましいよ……」



相変わらず呑気なモモに私は同じ気持ちにはなれず深いため息を吐く。



━━ガラガラ



「あっ!おはよー!綾!」


「おはよー」



そんな時教室の前にある扉が開き、1人の女の子が入ってきた。



身長が高くてスタイル抜群な体格。そして艶やかな黒髪のストレートなロングヘアに綺麗な顔立ち。



私とモモの親友、 木ノ瀬 綾(キノセ アヤ)。



「綾も同じクラスで良かったね!」



私の後ろの席に座る綾を見ながら声を掛ける。



一見クールそうに見える綾……しかし、



「で?昨日、結芽は誰かとヤッたの!?」



本当は誰よりも下ネタが大好きな明るくて元気な女の子だ……。



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