空を見上げて
今日は太陽と遊園地に行くことにした。
聖夜は太陽ともっと仲良くなりたかった。

遊園地に誘ったら即OKしてくれた。
やっぱり優しいなと思った。

「最初何乗るか?」
「俺友達と遊園地に来るの初めてなんだ」
「まじかよ、じゃあ今日はオレのおすすめに乗ろうぜ」
「うん、あと俺これ乗ってみたい」
「おー!いいな!最初これ乗るか」

-さすが太陽だよな
みんなが近寄ってくるのもわかる。

♪〈プルルルルルル〉

「あ、オレだ。」
「出ていいよ」
「ごめんな」

太陽は電話を出た。
会話の内容は聖夜まで聞こえなかったが雰囲気で誰からなのかわかった。
-クラスメイトだ。

太陽は楽しそうに電話で話したあと戻ってきた。
そして
「オレ家の用事があるから帰らないといけないんだ。ごめんな」
と言って走って帰ってしまった。

聖夜は今の状況を理解した
太陽は聖夜と仲良くしてるふりをして

みんなに優しい人アピールをしていたのだ
それで今クラスメイトに遊びの誘いでも来てそっちに行ったのだろう。
俺は使われていたんだ。

聖夜は1人になった。
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