空を見上げて
その日の帰り道、聖夜は考えていた。

なんで友達がいなくなったのか
小学校の時は太陽みたいに沢山友達がいた
いつからか友達が減って今はいない。

考えれば考えるほど分からなくなる。
涙が溢れてきた。
もう何もかもが嫌になってきた。

土手沿いにあるベンチに座った。
太陽が沈んでいる。
この空にある太陽は大好きだった。
でも今日は好きと言えるような気分ではなかった。

やっぱりこの世界が嫌いだ。
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