恋して狼!~狼たちと籠の鳥~
朝になりソファーの上では姉が寝ていた。
私は身支度を整え外に出て病院に向かった。
時刻は朝の9時、もう起きてるだろうか
病院について病室のドアを開けると涼牙さんは起きて本を読んでいた。
なんかドラマのワンシーンみたい。
「おはようございます
今日は気分よさそうですね」
「そうか?朝から薬漬けで死にそうだ
医者に早く退院させてくれってごねてたとこだ」
涼牙さんらしいなと笑って私は椅子に座った。
「リンゴ食べます?」
私はバックからコンビニで買ってきたリンゴを取り出した。
ついでに家から持参してきたナイフも取り出して皮を剥いていく、ナイフが滑り指を浅く切ってしまう。
「いったぁ」
「おまえなぁ」
涼牙さんは呆れ顔ながらも私の指をパクリと口に含む。
「あの・・・」
「おまえ前言撤回なんかさせねぇからな?」
「はい?」
「大好きだっけか?大声で言ってたろ?」
「言ってないです」
口を離してリンゴを奪うとシャリシャリと皮を剥いていく。
「言ってた」
「余計なことは覚えてるんですから
って左利きなんですね」
「まあな」
「涼牙さんっていくつなんですか?」
「おまえが言ったら教えてやる」
リンゴを私が持ってきた紙皿に置いて涼牙さんはにやりと笑う。
「ずるいんですから30です」
「28だ」
「誕生日とか」
「そんなこと知ってどうする?」
「どうするって訊かれても」
タイミングがいいのか悪いのか携帯が鳴ったのででてみると美弥さんからだった。
「アスカちゃんマジ寂しいんやけど
涼牙、大丈夫なん?心配や」
「美弥さん大丈夫ですからおちついて」
「ならええんやけど今日は店来るん?」
そこで私は涼牙さんをみつめた。
「なんだよ?」
「美弥さんがお店に来るのかって」
「そこはおまえが決めるんじゃないのか」
「そうですよね」
私はしばらく考えて答えをだした。
「今日はいきます」
「ほんまに?嬉しいわ
ほならいつもの時間に」
「はい」
私は通話を終了して涼牙さんに向き直った。
リンゴを食べながら本の続きに没頭している。
「なんの本ですか?」
「別に」
「お酒の本?相変わらず真面目なんですね」
「だからおまえの前で読むのはイヤなんだバカにするから」
「失礼ですねバカになんかしてませんよ」
「昨日は悪かったな」
「気にしてませんよ」
「おまえのことだからまたくだらない妄想に浸ってたんじゃないかってな」
「妄想って・・・」
私は身支度を整え外に出て病院に向かった。
時刻は朝の9時、もう起きてるだろうか
病院について病室のドアを開けると涼牙さんは起きて本を読んでいた。
なんかドラマのワンシーンみたい。
「おはようございます
今日は気分よさそうですね」
「そうか?朝から薬漬けで死にそうだ
医者に早く退院させてくれってごねてたとこだ」
涼牙さんらしいなと笑って私は椅子に座った。
「リンゴ食べます?」
私はバックからコンビニで買ってきたリンゴを取り出した。
ついでに家から持参してきたナイフも取り出して皮を剥いていく、ナイフが滑り指を浅く切ってしまう。
「いったぁ」
「おまえなぁ」
涼牙さんは呆れ顔ながらも私の指をパクリと口に含む。
「あの・・・」
「おまえ前言撤回なんかさせねぇからな?」
「はい?」
「大好きだっけか?大声で言ってたろ?」
「言ってないです」
口を離してリンゴを奪うとシャリシャリと皮を剥いていく。
「言ってた」
「余計なことは覚えてるんですから
って左利きなんですね」
「まあな」
「涼牙さんっていくつなんですか?」
「おまえが言ったら教えてやる」
リンゴを私が持ってきた紙皿に置いて涼牙さんはにやりと笑う。
「ずるいんですから30です」
「28だ」
「誕生日とか」
「そんなこと知ってどうする?」
「どうするって訊かれても」
タイミングがいいのか悪いのか携帯が鳴ったのででてみると美弥さんからだった。
「アスカちゃんマジ寂しいんやけど
涼牙、大丈夫なん?心配や」
「美弥さん大丈夫ですからおちついて」
「ならええんやけど今日は店来るん?」
そこで私は涼牙さんをみつめた。
「なんだよ?」
「美弥さんがお店に来るのかって」
「そこはおまえが決めるんじゃないのか」
「そうですよね」
私はしばらく考えて答えをだした。
「今日はいきます」
「ほんまに?嬉しいわ
ほならいつもの時間に」
「はい」
私は通話を終了して涼牙さんに向き直った。
リンゴを食べながら本の続きに没頭している。
「なんの本ですか?」
「別に」
「お酒の本?相変わらず真面目なんですね」
「だからおまえの前で読むのはイヤなんだバカにするから」
「失礼ですねバカになんかしてませんよ」
「昨日は悪かったな」
「気にしてませんよ」
「おまえのことだからまたくだらない妄想に浸ってたんじゃないかってな」
「妄想って・・・」