秀才くんの子育て日記
『いやいやいやいや。』
焦る俺の目に映ったのは、綺麗な字で書かれた“よろしくおねがいします。“の文字。
服の名札から見て、名前は奏ちゃんだろう。
『え、ちょ、どうすれればいいのこれ………』
一人でつぶやくと、赤ちゃんの目が覚めた。
「あーうー………」
『くっ///////////』
「う?…………………………ぁー……」
あくびをしてまた寝てしまった赤ちゃん。
思った以上にかわいすぎて、勢いに任せて部屋に入れてしまった。