秀才くんの子育て日記



「んでな、これは想像なんだが。会社継ぐために、愛人との間にできた子供持ってきたんじゃねーかと。」


 まぁ、そ~考えるのが正しいね。


「正直、俺との間に出来た子供だと立場はいいが、逆につながってないとカナタのが立場はいいわけだ。」


『ふーん?』


「俺は、お前に継いで欲しいわけ。」

『うん。』

「でも、そーすると、お前の自由はなくなるわけ。」

『うん。』


「………………お前は、どうしたい。」



 何今更な質問してんのさ。


 俺の決意は、アメリカに行った時から決まってた。


 今、子会社一つ経営しててわかったけど、やっぱり何かを作るのは楽しい。


 辛いことあっても、やっぱり好きだと思える。

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