秀才くんの子育て日記
俺が義母さんに受けてたのなんかほんとに小さなことだとも思ったし、
体に無数にある傷を見せたナギは"醜いでしょ"といって泣いた。
もう、これ以上傷を増やすわけにはいかない。
早めに、決着をつけなければ。
もう、情報はそれなりに集まっている。
財閥を落とすだけの情報は得ることができた。
これも、アメリカで磨いたハッキングの力と健さんの頑張りの力だろう。
「ちゃんと、私にも言って。私にだって知る権利はある。」
ナギはそう言うけど、舞さんに絶対に言うなと言われている。
舞さんはナギがされていることを知っていて何もできなかったことを悔いている。
だから今回のには一層、力が入っている。
ナギを助けるためにみんな必死なんだ。