秀才くんの子育て日記



「三人は僕が見てますんで、お二人でどうぞ」


 きらっきらの笑顔でパラソルの影から俺達を押し出す早瀬。


『しゃーねー……行くか。』


「…やだ。」

『泳げなくても大丈夫。いざとなったら助けますから』

 アメリカにいた時、遊びでダイビングまでしたのだ。


 海はお得意様よ( ・´∀・`)ドヤァ


「………………」


 半ばあきらめたように着ていたパーカーを脱ぎ始めるナギ


『わ、わわ//////』


 コイツ、なんで黒なんか着てんだよ!


「クロ………ミズホがえらんだ」


 あんにゃろー………


『ムネでか…』

「なんか言った?」

『なんでもありません。』


 ひぃぃぃぃ………


「ブックククククッ……」


 早瀬、聞こえてたな………


 はぁ…………


『いくよ。』


 こんなん、他の男に見せたんじゃたまったもんじゃねぇ!


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