秀才くんの子育て日記
俺の気持ち
「……なぁ、ずっとツッコまなかったんだけどよ。」
『なに?』
「タトゥー?おそろいな訳?」
『あぁ。まーねー。』
ホテルのロビーのソファですやすや眠るナギとミズホちゃん。
女の子の部屋に無断で入るのはなんか気が引けたから、起きるまで待とうということになった。
アレックスとクロエは別のホテルらしい。
アレックスがの目がギラギラしてたので、この後はご想像にお任せします。
『傷、隠すのにさ。提案した。』
「傷?」
『ほら、ナギのお父さんに切りつけられた傷。タトゥー入れれば隠れるでしょ』
「お前は、なんで入れたんだ?」
『俺も一緒だよ。義母さんにつけられた。ちょうどナギと反対の位置にね』
「そうなのか……」