秀才くんの子育て日記
「コイツ、一人暮らしらしいぞ。運べるか?」
「おう。」
「はい、地図」
「サンキュ」
とりあえずスマホに送られた地図を頼りに、カナタをおぶってかなきゃな………
………にしても、軽いなコイツ
飯食ってんのかよ………
そーいや、昼飯もコンビニのおにぎり一個くらいしか食ってなかったな。
そんなことを考えてるとカナタが住んでいるとおもわれるアパートについた。
確か、2階だったよな………
「カナタ、起きれるか?鍵あるか?」
『ん………あれ?おうちついたの?』
お、おうち!?な、どうしたんだカナタ!
『んー………かぎ!』
差し出された鍵を片手にもう一度カナタを背負い直して中に入った。