私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「そろそろみんな登校してくるから教室に戻りなさい。」
校長が急に校長らしくなった。

「はーい。」

みんなは帰っていった。
でも私と翔さんは残った。

「これからもよろしくお願いしますよ。美森さん。」
「はい!」
「では早速吸血させて下さい。」
「え?」
「ほらはやく!」

私はしぶしぶ制服のボタンをゆるめて首筋をだす。翔さんのキバが視界に入ってくる。

「・・・ごくごく。」
「おいしいですか?」
「もちろんです。」
「そろそろ行かなきゃ。バレちゃいますよ。」
「そうですね。まぁ担任ですからね。」
「そうですね!うれしい!」

そう言って私たちも教室に向かった。
翔さんは、あ、先生は職員室に向かって行った。」
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