私とイケメンヴァンパイヤの恋。

「おはよう。」
自然に月希と夢由亜に挨拶する。
朝早く集まったことは秘密。

「美森ちゃん。ちょっとお話しがあるの。放課後屋上きて？」

そう声をかけてきたのは留実。

「うん。いいよ。」

なにかの相談事かと思った。頼ってくれてうれしいと思った。
そのあと麻衣がかけつけてきた。

「美森！なんでいいよ。なんて言ったの？何たくらんでるかわからないよ？一応留実とは親友だけど危ないと思うんだ。だって朝、愛羅ちゃんとなにか話してた。笑ってた。でもその笑いは誰かを嘲笑してるみたいだった。危ないよ。」
「麻衣。大丈夫だよ。きっとそんなことはしないと思ってる。」
「心配だな。気を付けるんだよ？」
「うん！ありがとう麻衣！」

その時私は麻衣が何を言っているのか全く理解できなかった。でもその勘の鋭さは後々強い味方になるのだった。