私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「そうでしたか。」
「では、そろそろ戻りましょう。
 私も元気になれたし。」
「は、はい。」
「くれぐれも正体を
 ばらしてはいけません。」
「はい。」
「ばらしたらあなたを吸い尽くして
 殺しますからね。」
「怖い。」
「いつでもあなたを殺せるのです。」
「絶対ばらさないので安心してください」
「よろしい。」
すたすたと歩って行く先生についてく。
「みなさん。ごめんなさい。
 ご迷惑をおかけしました。」
「大丈夫なんですか?」
「はい。美森さんのおかげで。」
ちょっとそれ誤解を招くだろ!
みんなニヤニヤしてこっち見てくるし。
完全に誤解された。
「何したんですか?」
「それは言えません。」
確かに言えないけど。なおさら
誤解を招いた先生だった。
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