私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「はやいとはどういうことですか?」
「あ、そっか!知らないんだ。」
「ん?何のことですか??」
頭の上にハテナマークが大量に出る。
「美森ちゃん。ここ梶帝高校は登校時間が
 9時30分なのよ。」
「え、えぇぇぇぇ!?」
「ごめんなさいね。言うの忘れてたわ。」
「そ、そうですか。」
私の走ってきた時間を返せ!!
どうやらとても若い美人校長は
天然のようです。ほんとキレイ。
「8時30分だと思って走ってきたんでしょ?
 汗びっしょりよ?」
差し出されたタオルとかがみ、くしを
ありがたくいただく。
「ありがとうございます。」
「ヘアアイロン使う?」
「大丈夫です。私、髪がストレートってことが
 自慢なんです!!!」
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