私とイケメンヴァンパイヤの恋。
キーンコーンカーンコーン。
「え!?」
「あらっ、喋ってたらいつの間にか
 HRが始まっちゃったわね。」
「急がなきゃ。」
「瑠薔薇先生に言えば大丈夫。」
「はい。で、では!」
「またいつでもおいで。」
廊下を走ろうとしたけどせっかく
遅れていいと言われてるのに
なぜわざわざ急がなきゃいけないのか
ばかばかしくなって歩った。
「おはようございます。」
「美森さん。遅かったですね。
 どうしてですか?」
「校長とお話ししてて。」
「そうですか。では、早く、今すぐに
 席に座ってください。」
「はい。」
先生を見てると心臓が飛び出そうになる。
今日もカッコいいな。
ちょっぴり吸血が楽しみな私。
どこで吸うんだろうか。
休み時間に聞いてみよう。

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