私とイケメンヴァンパイヤの恋。
HRが終わって休み時間。
「美森さん。ちょっと。」
まさかの先生からのお呼び出し。
楽しみ!同じ用件かな?
それだったらちょー嬉しい!
「美森さん。はやく。」
「す、すみません。」
廊下に出ると小声でお話しをした。
聞かれては困るからね。
たまに耳元にかかる吐息がやばい。
「今日は吸血の日ですよ。」
「そうですね。」
「いつ吸わせてくれるんですか?」
「いつでもいいですよ?」
「今日放課後に教室に残っていてください。
 迎えに来てあげましょう。
 感謝してくださいね。」
「はい。放課後でいいんですか?」
「見つかったら大変ですから。」
「そうですね。」
「では、喉をかわかせて待ってます。」
「は、はい。」
そう言って先生は授業のある教室に
向かって行ってしまった。
先生の授業ずっと受けていたい。
理科は嫌いだけどね。
それとこれは別!!!!
< 35 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop