私とイケメンヴァンパイヤの恋。

「そうですか。確かに人間界では
　売ってませんね。私たちの世界で
　血が飲みたくてしょうがないときに
　飲むものですからね。」
「人間が飲んでもいいんですか？」
そんな話を聞くと飲む気がなくなってきた。
だって私人間だよ？もしヴァンパイヤに
なったりしちゃったらどうすんの？
ヴァンパイヤのことで相談できる人
いませんかーー！？
「何ぼーっとしているのですか？」
「え！？！？」
「人間が飲んでも平気です。
　中に入っているのは
　プルーンやラズベリーなどの
　フルーツですから。」
「なら平気ですね。」
「と、先ほど言ったのですが。」
「え？そうですか？」
「つまり話を聞いていなかったのですね」
その笑顔怖いです。
「は、はい。」
「全くあなたは人の話さえも聞こえないのですか？本当にその耳は聞こえているのですか？ただの飾りなんて言いませんよね。人間と同様に私たちヴァンパイヤにも五感というものがありますからね。話はちゃんと聞こえていますよ。つまりあなたは何者ですか？」