私とイケメンヴァンパイヤの恋。
今日の朝無言だったのがもったいないくらい
今日は夢由亜がやさしかった。
「美森。いたぞ。」
「え!?」
そっと私をおろしてくれた。
目の前に広がるのは先生と
月希がキバを出して本気の目をして
殴り合いというのかなんなのか
争っていた。
先生「月希くん。2人がやって来ましたよ。」
月希「おう。そうだな。」
先生「吸いたいでしょ。」
月希「今すぐにな。」
先生「しかしだめですよ。」
月希「無理やりにでも吸ってやる。」
先生「では阻止しましょう。」
美森「きゃっ!?」
夢由亜「美森!!」
美森「月希?怖いから。やめよう。」
私はひきつった笑顔でそう言った。
月希「美森。俺最初は吸う気はなかったんだ。ただ普通に友達だった。でもな・・・好きになるとどんどん吸血したくなるんだ。俺、お前が好きなんだ。」
私は驚いた。好きになると吸血したくなる?
月希が私を好き!?ありえない。こんなブス。
先生「美森さん。今の聞きましたよね。
   好きになると吸血したくなるって。」
美森「はい。」
先生「私も美森さんが好きです。」
何この展開。月希も先生も私が好き?
私は一生先生に片思いだと思ってた。
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