私とイケメンヴァンパイヤの恋。
「なかなか仕事が片付かなくて。」
「大丈夫です。」
「月希くんは来ないのですか?」
「はい。」
「そうですか。ひどいですね。」
「そんなことないです。私なんかに
 お見舞い来てくれるほうが
 珍しいですから。はははっ。」
「自分のことをそんなに低く評価しているのですか?もったいない。」
「え?」
「貴女は馬鹿ですか?」
「なっ!?」
「成績を見ればすぐわかりますけどね。」
「ひ、ひどい。」
「冗談です。気にしないでください。」
「気にしますよ!」
「フフッ」
「鼻で笑った!ひどい先生!」
「だいぶ元気なようですね。よかった。」
なんとなくそんな会話がずっと続けばいいな。
なんてことを思ってしまった。
やっぱり私は先生が好きなんだもんね。
改めて自覚した。
月希や夢由亜には悪いけど
デートしても意味がないかも。
ま、まだわからないけどね!?
< 62 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop